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◆ 社名の歴史 ◆
「青磁社」という名の出版社は私たちで3代目となります。 第一次青磁社は昭和初期に歌集出版などを手掛けていました。 第二次青磁社は昭和40年代頃に詩集出版をメインに、やはり歌集も出版していました。 歌集出版にゆかりある社名を引き継いだ使命を、今後十二分に果たしていく所存です。


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吉川宏志ブログ(シュガー・クイン日録)

ごあいさつ
text 吉川宏志

「インターネット週刊時評」が始まるきっかけになったのは、川本千栄歌集『青い猫』と、なみの亜子歌集『鳴』の合同批評会のあとの懇親会の席上だった。ちょうど大辻隆弘さんと永田淳さんの私が顔をそろえていて、インターネット上で短歌時評を書いてはどうか、という話になり、酒の勢いもあったのか、ぜひ実現しましょう、と盛り上がったのであった。飲み会が終わったあと、まあいつになるかわからんわな、と思っていたのだが、そのあとの永田淳さんの動きは迅速で、いつのまにかシステムを立ち上げ、数ヵ月後にはオープンの運びとなったのである。

実際に始めてみると、2週間に1回というペースはかなりきつい。月曜日の朝が締切なのだが、日曜の晩はほとんど寝られない、ということも何回もあった。月曜の朝に会社では全体会議があるのだが、半分寝ていた(こともあった。会社関係の方、ここ見ていないでしょうね。すみません)

何度か論争があったが、実を言うと論争があったほうが書くほうはラク、ということがある。もちろん、論争は凄くエネルギーを使うのだが、書くことの素材には事欠かない。一番つらいのは、書くことが見つからない週で、書きたいなあと思わせる歌集もないときは、ほんとうに苦しかった(歌集の出版も、いい歌集が集中するときと、そうでないときの差が大きい)。

しかしそれでも、大辻さんも私も、1回も休載せずに乗り切ったのは、手前味噌ながら、すごいことだと思う。私の場合、2年間健康だったのが最もありがたい要因なのだが、大辻さんという優れた伴走者がいたために、最後まで気力が衰えなかったのが大きかった。

もう、インターネットで書くのは嫌だ、と何度も思ったのにもかかわらず、連載が終わってみるとなんだかさびしい。そのさびしさにつけこむように、永田淳さんから、今度はブログをやってみませんか、というお誘いが入った。新しいシステムも作っているという。ついその誘いに乗ってしまう私なのであった。

今回は、なるべく論争を招くようなことは書かず(といってもつい書いちゃうかもしれないが)、気楽に短歌について考えたことを書いてみたいと思う。とは言っても、日記的な内容ばかりではダメと永田淳さんに言われている。また、現在、川本千栄さん・広坂早苗さん・松村由利子さんによる充実した「週刊時評」が順調に進行しているので、それと重なることは避けたいと思っている。

どういう内容になるか見当もつかないが、息長く続けられるように、ゆったりと進めていきたいと思います。
更新の頻度は、そうですね、三日に一回くらいを目標にしますと書いておこうか。でもあんまり期待しないでくださいね。
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